SES企業に勤めるのはやめた方がいい!?メリットはもちろんあります!
IT業界にこれから勤める方や就職・転職を考えている方へSES企業に勤めることのメリットをお伝えしたいと思います。
IT企業(SES企業)への就職情報を見ると、IT土方とか、ブラック企業って言葉いっぱい出てきますよね。
僕も新卒でIT企業へ就職したのですが、当時調べているとどんなブラックな環境で働かなきゃいけないんだ!?と不安に思うことがありました。
入社して4年程度SES契約でエンジニアとして働いていたのと、その後2年程度SES営業をしていた中で意外とそうでもないなと感じたことを伝えられたらなと思ってます。
SES企業に勤めるメリットを簡単に言うと次の3点です。
- 他の会社さんの文化に触れることが出来てキャリアプランにプラス
- 大きなシステムに触れることができる
- 一生の付き合いになるかもしれない人と出会えるくらいつながりを広げられる
ちなみにSESとはシステムエンジニアさんが仕事をするときに結ぶ契約の1つです。
システムエンジニアリングサービス契約(SES契約)とは、システムエンジニアが行うシステム開発等に関する、委託契約の一種(委任・準委任契約等)で、システムエンジニアの能力を契約の対象とするものである。
では、1つづつ説明しますね!
自分の会社以外の文化や考え方が知れる!
SES契約を結ぶと基本的にはエンジニアさんを必要としている会社さんに出向いて仕事をします。
就職した会社では無く、他の会社で働くというイメージでOKです。
最近では2人に1人転職する時代なんて言われたりしていますが、本当にそんなに転職してる?って僕は感じます。(IT業界では転職は多い印象ですが..)
終身雇用制度崩壊が世間を賑わすくらい、日本では1社で勤め上げる精神が強いですよね。
会社にはそれぞれ文化や考え方が存在していて、転職しない限り複数の会社の文化に触れることは出来ないのです。
でもSES企業に勤めると他の会社さんの文化や考え方に触れることが出来るのです!
これは大きなメリットです!
キャリア形成をするときに多くの情報を必要になるけど、実感をともなった情報ってなかなか手に入らないんですよね..。
セミナーに参加したり、先輩とか友達の話を聞いたりして情報入るけど、自分ごとに感じられなくないですか?
せっかくいい情報を聞いてなるほど!って思ったのに、1週間後には忘れている経験は誰しもあるはず。
やっぱり実体験を通じて自分なりに経験とか解釈が無いと、本気で考えたりしないですよね。
今は個人でブログ書かれている人も多いので体験談を見て参考に出来るけど、自分のキャリアは自分でしか形成出来ないので、実体験を元に考えられるのは非常に強いです。
私も他の会社さんに出向いて働いていた時期があって、複数の部署で仕事をしたことが今でも生かされています。
現在はエンジニアでは無く、営業や新規事業を担当していますが、他の会社さんの文化や多くの部署での仕事を通じてさまざまな価値観が生まれました!
1つの企業で1つの部署で仕事をしていたと考えると、頭が固くなっていたよなぁと思います。
所属している社員でもないのに他の会社の文化に触れることはとても難しいですよ!
なので、他の会社を知ることができるのは大きなメリットの1つです。
大きなシステムに触れることができる!
日本では一般的にシステムを作るのを他の会社に依頼します。
一部Webサービスをやっている会社は自分の会社で作ったりしてるけど、多くはシステムを作る会社さんに依頼しています。
特に大企業や国の仕事になると、ほぼシステムを作る会社さんへ依頼されているのが現状だと思います。
それだけ大規模なシステムに触れられるのは、SES企業に勤めるか、元請けと言われる最初に依頼される会社さんに就職するかしないと難しいですね。
実は小さいシステムと大きなシステムでは作り方が違います。
一軒家と高層マンションを作り方が大きく違うように、 小さいシステムと大きなシステムでは作り方が違うのです。
僕もエンジニアの当時大きいシステムと小さなシステム両方扱ったことあるんですけど、結構違うんですよね。
かけられるお金も違うし、制約事項も大きいシステムの方が多かったです。
大は小を兼ねるじゃないですけど、大きいシステムの作り方知ってると小さいシステムを作るのは簡単になります。
なのでSES企業に勤めると大きなシステムに触れることが出来るのも大きなメリットの1つですね。
大事にしたい人のつながりも広がりやすい!
人とのつながりって大事ですよね!
仕事上での付き合いでスムーズに物事が進むケースって多いですし、一生の友達や恋人とかに出会うことにもつながります。
僕の周りでも仕事関係で出会った旦那さんや奥さんを見つけて幸せそうに暮らしている方は何人もしってますし、年に何回か飲み会やバーベキューをする友人がいたりします。
僕自身も新卒当時に一緒に同じプロジェクトで働いていた人達が今ではみんな違う仕事をしているのに、家族ぐるみでバーベキュー出来たりしている人達がいるのですが、本当に出会えてよかったなと思います。
1つの会社でも、お客さんや関係を持つ社員さんなどと関わりながら仕事をして、それなりに人とのつながりを広げることは可能だと思います。
ただ多くの人とのつながりを広げるという意味で、客先常駐することはメリットになります。
例えばアルバイトでもお客さんとどんなに仲良くなったとしても、アルバイトを辞めてしまったら関係が終わってしまうケースってないですか?
でも同じアルバイトをしていた人とは、アルバイトを辞めた後でも関係を維持出来る人がいる人も多いのではないでしょうか。
アルバイトとお客さんの関係は売る側と売られる側で分かれているため、立場の溝を埋めるのは難しいからだと思います。
一方同じアルバイトしていた人と関係が維持できるのは、同じ売る側で頑張ってきた歴史が出来るので、共感ポイントが近くなっていたりすることで価値観が近い人や自分の人生に必要な人とは関係を続けたいと思うからですよね。
客先常駐では同じ売る側の関係でいるので、関係を維持できる人が増えるチャンスがあるのです!
自分の会社 + 他の会社さんの2つでチャンスがあるので、人とのつながりを広げることが出来るんです!
またプライベートだけでなく仕事においても僕は、お互いのビジネスの話や、新規事業にしたいアイディアなどをフランクに情報交換をしています。
関係を維持したことにより、新しいビジネスが生まれたこともあるんですよ!
人とのつながりは仕事をしていく上ではとても大切なので、SES企業に勤めると人とのつながりが広がりやすいのでメリットの1つになりますね。
まとめ
IT土方と言われる側面はまだまだあるのが現状だと思います。
ただ働き方改革などで少しづつブラック体質が緩和されてきているのと、売り手市場だからブラック企業が淘汰されてきていると僕は思います。
なので入社する会社にブラックな体質でなければ、SES企業で得られるメリットは多くあると思います。
SESのサービスを使って楽しく働ける会社さんも多くありますので、ぜひメリットを感じた方は検討してみてくださいね!